物語を進めて成長する拡張システム
本作では従来のアトリエのゲームループに「想い出」というシステムを新たに追加することで、物語を進めること自体にキャラクターの成長やシステムの拡張要素をリンクさせる試みを行っている。これによって、イベントとシステムがより密接につながったゲームループの構築を目指している。
「想い出」を日記に記そう!
「想い出」は拠点で日記に記すことができる。それぞれの「想い出」ごとに、手に入れた時のボーナスと、日記に記した時に手に入るボーナスが用意されている。ボーナスはパラメータの上昇から、アイテムのレシピやシステムの拡張まで様々なものが用意されているので、どの「想い出」を日記に記すのか、よく考えて決めて欲しい。
イベントを達成して「想い出」を手に入れよう
アーシャはニオを捜す旅の過程で、様々な出来事を経験する。「想い出」はそれらの出来事から手に入れることになるので、イベントを進行させて新たな「想い出」を手に入れよう。「想い出」が手に入るとイベント終了後に、画面上部に入手した「想い出」の情報が表示される。
想い出ポイントを溜めよう
「想い出」を日記に記すためには、想い出ポイントが必要となる。このポイントは、ゲーム中に様々な行動を取ることで獲得できる。調合や戦闘といったゲームの基本の行動が主な獲得先となり、新しいアイテムを調合したり、モンスターを倒したりといった事で獲得していく。
こんなところにも想い出ポイントが
また、ゲームの基本の行動以外でも想い出ポイントが手に入ることがある。例えば、チラシを手に入れた時や、街にいるNPCと話をした時などにも手に入る。
他にも、どの拠点で調合したかによっても手に入るポイントに変化があったりするので、色々と試してみて、どこでポイントが手に入るのか確かめてみよう。
世界観を表現する幾つかの周辺システム
本作ではシリーズ一作目ということもあり、幾つかの周辺システムが用意されアトリエの新たなゲームループに彩りを加えている。本日はそれらの要素について掘り下げてみたいと思う。いずれもゲーム内では小さなシステ ムに過ぎないが、それぞれが重要な意味を持っているので、ぜひ内容を覚えておいてほしい。
フィルツベルクで起きるイベントの数々
周辺システムの中で、特に重要となるのは「バザール」と「品評会」の二つのシステムだ。これらは大きな城塞都市のフィルツベルクでのみ発生するイベントで、発生する時期が決まっている。
「バザール」は毎月10日~19日の間、「品評会は」6~7月、12~1月の毎年2回開催される。開催中はカレンダーに告知が表示されるので、その時期はいつでもフィルツベルクに行けるようにしておくのがいいだろう。
バザールを有効利用しよう!
「バザール」では、仲間のキャラクターが様々な特産品を販売してくれる。序盤では希少な材料や、装飾品など有用なアイテムが多く揃っているので、定期的に活用しよう。
また、調合アイテムの登録も行ってくれるので、よく使うアイテムを登録すると便利である。なお、売り物はキャラクターと仲良くなることで増える場合がある。

品評会で優勝しよう!
ハリー商会のハリーが主催する、アイテムの珍しさを競い合うイベントがこの「品評会」だ。品評会に参加すると、順位に応じて賞金と賞品がもらえるため、参加して損することは何もないので、ぜひ参加してほしい。
また、参加者の出品物は、後からメリエッタのお店で購入することができるようになる。
それから…審査員の吹き出しのコメントにも注目してほしい。内に秘められた嗜好や関心が垣間見えることがあるかもしれない。
装備強化あれこれ
本作の世界のこの地方には、今までお馴染みの武器屋さんが存在しない。そのため、今回は強化用のアイテムを使って武器防具を強化することになる。
武器には「砥石」を、防具には「染料」を使って強化することになるが、強化にはアイテムに付いた効果を引き出す「識別」と、砥石や染料についた効果を付加する、「付与」の2つの方法が存在する。
これらの強化は非常に強力なので、アイテムを手に入れたら是非試してみてほしい。
前作をベースに新たな戦略性を追加した戦闘システム
本作の戦闘システムは、距離や移動の概念を追加した拡張コストターン制を採用している。
これにより、前作のシステムをベースとしながらも、アイテムやスキルの使い分けのみではなく、位置関係によって戦闘が有利に進められる設計となっているので、ぜひ新しいシステムを活用して戦闘を楽しんでほしい。
「移動」や「距離ボーナス」はパーティにのみ影響する
新システムは味方の行動に対してのみ効果を発揮する。 「移動」で同じエリアか隣り合ったエリアにいる場合にしか実行できないサポート行動があったり、対象のモンスターとの距離によって、追加効果が発生するなど、覚えておくことで戦闘がかなり有利になるようになっている。
動画のような形で、状況に応じて上手く活用しよう。
サポート行動のバックアタックを使いこなそう
特定の条件を満たすと実行できるサポート行動は、追撃や敵の攻撃を肩代わりしたり、範囲攻撃を回避したりと非常に強い効果を持っている。中でもバックアタックは必ず敵の背後に回り、クリティカルを発生させるという効果を持っている。さらにバックアタック後の行動で、後ろを向いているモンスターを攻撃すれば、この時の攻撃もクリティカルとなる。行動順を考えて、バックアタックを行うキャラクターを決めよう。
アイテムの強さは今回も健在!
アーシャだけが使える「アイテム」は、攻撃に回復に補助にと全ての場面で活躍する万能コマンド。ただし、当然ながら使うアイテムが無ければ使えないので、探索に出る時はカゴにアイテムを入れて出かけるように。アイテムを使いこなせば、普通に戦っていては倒せないような強敵であっても、撃破できる可能性は高くなる。
今作でも様々なアイテムが登場するので、強い効果と使い方を見つけ出して活用しよう。
必殺技の一部を紹介
今作でも、戦闘中にゲージを溜めることで強力な必殺技が使えるようになっている。ここではその一部のシーンを紹介しよう。そして最後に登場するキャラクターは…これが何を示すのかは、実際にゲームをプレイして確かめてみてほしい。
新たなやり込み要素と視覚的な分かり易さを追求した調合システム
新シリーズの調合では材料の選択も重要だが、それ以上に 材料の投入順やスキル使用といった要素が大きな意味を持つ。
今回の誌面では新しい調合の要素について紹介していく。
上級者の人たちは、今回の動画の内容から様々な検証をしてみてほしい。
新しいシステムは徐々に覚えていく
材料の投入順は、調合レベルが上がることで変えられるようになる。その他のスキルや基本の仕組みも、調合レベルが上がることで段階的に開示されていく。
初めての調合で不安が多い人も安心だ。
使うのは材料と時間だけ
ユーザーストレスに関わる要素は極力撤廃。失敗も消費MPもなくなり、より純粋に調合を楽しめるように。
また、材料の投入順も調合中に何度でもやり直しができるので、気の済むまで最高の組み合わせを探してほしい。
『特性』の効果を理解しよう
『特性』とはアイテムについている効果で、調合中に だけ影響を発揮する効果のこと。調合中、材料を選ぶと「ストックヤード」と呼ばれる場所にセットされる。
この『特性』の効果によって、調合の結果に影響が出る詳しい効果はSELECTボタンでチェックしよう。
そして応用へ
色々覚えることが多くて面倒だと思う人は「お任せ調合」を活用してほしい。逆に、調合をやり込んでより強いアイテムを作りたい!という人は、ぜひスキルや特性のうまい使い方を探してほしい。思いもよらない組み合わせで効果を発揮するものもあるはずだ。
ユーザーストレスの撤廃を目指した基本のゲームループ
探索は採取やフィールドの移動、その他のシステムにアクセスするギミックなどいろいろな要素か ら構成されている。アーシャのアトリエでは新シリーズ化に伴い、複雑化した要素をリセットして 単純化しつつ、要望の多かった部分をストレスレスに改善している。
ここでは主なトピックに重点を絞って紹介したい。
仲間に採取してもらおう(採取分担)
仲間が一緒にいると、採れる材料の数&種類が増えるこ とも。仲間の得意な採取地を見つけ出そう
いつでもどこでも、ショートカットを活用
採取地でもワールドマップに出られます。 やることが終わったらすぐにショートカット。わざわざ 出口まで歩く必要もない。
拠点をうまく使いこなそう
それぞれの街には調合などのできる拠点がある 目的に応じて集中的に使い分けて効率良くゲームを進めよう アイテムの絞り込みも復活している。
日数は限りあるものと考えよう
明確に「○年の内に~~をやる」という目標は存在しない 今回のアトリエ。ただし、期限が存在しないわけではない ので時間には常に気を配ろう。
時間を大切に使えば、できることも自然に増えていくのだから